マリメッコが持続可能なテキスタイルプリントでオリジン・バイ・オーシャンと提携

フィンランド企業のマリメッコとオリジン・バイ・オーシャンは、より持続可能な繊維プリントプロセスを再考するためのパイロットプロジェクトに協力しました。このパイロットプロジェクトは、合成化学物質を代替し、マリメッコのプリントプロセスで使用される化学物質の量を削減することを目的としています。

Origin by Ocean は、藻類ベースの製品に取り組んでいるフィンランドの技術および材料イノベーションのスタートアップ企業です。特許取得済みのバイオ精製プロセスを使用して、収穫した有害な藻類や環境に配慮して養殖された海藻からバイオベースの化学物質を抽出します。パイロットでは、同社はプリントペースト内の合成増粘剤をOrigin by Ocean藻類ベースの増粘剤に置き換えました。同社によると、一連の繊維製品には、ドミニカ共和国の海洋バイオマスから作られたプリントペースト増粘剤「Origin by Ocean Caerulo alginate」を使用してプリントされたという。

増粘剤はペーストの主成分であるため、捺染プロセスにおいて重要な役割を果たします。印刷プロセスにおけるバイオベースの増粘剤の使用をテストすることは、サプライチェーンで使用される化学物質の量を削減するという目標に役立ちます。